着付けとムツオ

妻が着付けのレッスンをしている。着付けの先生に家まで来てもらい教えてもらっている。初めてまだ半年も経っていないだろうか。

約2時間のレッスンの間、僕は娘の子守りをする。全く寝る様子はない。寝てくれていたら映像の編集でもしようかと思っていたがなかなか難しそうだ。

今日は良い天気で、家中の窓から気持ちの良い光が差し込む。娘がいることもあり窓は閉めクーラーと扇風機が必死に動いているが、本当ならクーラーを消して窓は全開にしたいものだ。

僕の左側に寝転んで何やら不思議な言葉を発する娘。娘越しに見えるのは、観葉植物とキッチンの壁に掛かる鉄鍋にカウンターの上に置かれたMacBook。それらを淡く照らすように窓から光が差す。

約1年前に住み始めたこの家ももうかなり見慣れてしまった。慣れるのはあまり好きではないが仕方ないとも思う。見慣れてきたこともあり、そろそろ家の中を変えていこうか。妻ともキッチンの向こうに見える壁一面に色を塗ろうかと話している。もちろん塗装なんてズブの素人だけども。

平日の真昼間から家族と何でもない時間を過ごしていると、働く必要なんて無いんじゃないかとさえ思えてしまう。サラリーマンのように雇われていたら、家族と過ごす時間は今の3分の1とかになるのかな。

作品をつくる時間も大切なんだけど、それと同じくらい家族との時間も大切。頑張ってないって言われたら、たしかにそうなのかもしれないがせかせか時間や考えに追われる中で作る作品と穏やかに過ごす中で作る作品では全く違ったものになると思う。プロだったらいつどんな時でも最高のクオリティで作るものだって言われたら何も言えないけど、僕はその時の気分だったりどこで作ったかなどに振り回されるてる方が好きなのかも。

っていう言い訳をしとくよ。まぁでも最近は穏やかな気分で作品をつくってる。

娘がぐずりだした。たぶんムツオだ。

あ、我が家ではおむつのことをムツオって言ってるよ。

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